アメリカと高速鉄道

経済大国のアメリカで高速鉄道が普及しなかったことは、多くの人が疑問に感じているところです。それには理由があり、アメリカは「自動車大国」という事情もあって移動手段は多くの人が車を利用します。さらに大都市間の移動となると飛行機が利用されることが多く、必要性があると議論に上がっても日本やヨーロッパのような本格的な高速鉄道の建設にまでは至りませんでした。

基本的に車や飛行機を移動手段として考えているアメリカでは、フランスのTGVの技術をベースに開発された車両を導入したアセラ・エクスプレスが、アメリカで唯一の高速列車として運行されています。区間は東海岸のボストンからワシントンDCまでの734キロの区間で、最高速度は240キロまで出ますが、平均速度は135キロと最高速度との差があります。運行開始が2000年なので、新幹線やヨーロッパの高速鉄道と比べると歴史が浅い高速列車になります。

アセラ・エクスプレスは高速列車なので、さらに速く走ることが可能な高速鉄道の計画もあります。それは西海岸に建設中の「カリフォルニア高速鉄道」で2025年に完成予定となっています。自動車大国で初めて開業することになるカリフォルニア高速鉄道が注目されています。